
🍸 BAR PRIMO 夜話──深夜0時の処方箋
副題:『できてへんまま、考えてる夜。』
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🕛 冒頭ナレーション
深夜0時すぎ。
賑やかだった夜が、ふっと静かになる時間。
答えは出てへん。
でも今日は、
誰かを導くより、
自分の話をしてもええ気がする夜。
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🕛 AM 0:07|🍺 酔っ払い
──いつもより静かな夜──
🍸マスター
「なぁバッカス、今日は客、少ないな」
🍷バッカス
「ええやん。
たまには店も、黙りたがってる」
🍸マスター
「ワシな、
よう“30年見てきて…”って言うやろ」
🍷バッカス
「看板文句みたいやな」
🍸マスター
「でもな、その30年、
偉そうな夜ばっかりちゃう」
🍷バッカス
「ほう」
🍸マスター
「逃げた夜もあるし、
黙って見送った夜もある」
🍷バッカス
「言わへんだけでな」
🍸マスター
「正直、
もっと言うたらよかったって夜、
今でも思い出す」
🍷バッカス
「あるな、そういう夜」
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🕐 AM 1:23|🍶 かなり酔っ払い
──笑いが消える夜──
🍸マスター
「ワシな、
夜話でいろいろ言うけど」
🍷バッカス
「うん」
🍸マスター
「できてへんことの方が、
圧倒的に多い」
🍷バッカス
「知ってる」
🍸マスター
「動かへん時もあるし、
怖くて目ぇ逸らす時もある」
🍷バッカス
「それでええ」
🍸マスター
「ええんか?」
🍷バッカス
「完璧やったらな、
この店の話、全部ウソになる」
🍸マスター
「……確かに」
🍷バッカス
「夜話はな、
正解を渡す場所ちゃう」
🍸マスター
「せやな」
🍷バッカス
「できてへん大人が、
それでも考えてる場所や」
🍸マスター
「それ聞いて、
ちょっと救われたわ」
🍷バッカス
「ワシもや」
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🕒 AM 2:58|🥴 泥酔
──言葉がほどける夜──
🍸マスター
「第1話からここまで、
ずっと言うてきたこと、
実は一個だけや」
🍷バッカス
「何や?」
🍸マスター
「人はな、
変われるかどうかやなくて、
動くかどうかや」
🍷バッカス
「それだけやな」
🍸マスター
「立派な一歩やなくてええ。
誰にも見せへん一歩でええ」
🍷バッカス
「失敗しても、
笑い話にできる場所が、
ここにはある」
🍸マスター
「今日の処方箋は?」
🍷バッカス
「すっぴん回や。
今日は置かん」
🍸マスター
「珍しいな」
🍷バッカス
「代わりに、
これだけ覚えといて」
🍸マスター
「何や?」
🍷バッカス
「できてへん自分を、
夜にだけ許したれ」
🍸マスター
「……沁みるな」
🍷バッカス
「夜限定やで。
昼はまた頑張れ」
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🌙 追記(帰り道)
店を出る時、
誰も振り返らへん夜もある。
でも、
胸の奥に残った一言が、
翌朝ふと効いてくる。
マスターは最後の灯りを消しながら思う。
――夜話は、人を変える話ちゃう。
人が勝手に動き出すまで、
横に座ってるだけや。
ワシも、まだ途中やけどな。
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