📖『頑張らんと決めたら、楽になりすぎた夜。』 13夜

🍸BAR PRIMO 夜話──深夜0時の処方箋
副題:『無理をやめた夜に、歩き方を思い出す。』

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🕛 冒頭ナレーション
深夜0時すぎ。
「もう無理せんでええかもな」
そんな言葉が、
負けじゃなく“選択”に聞こえてくる時間。

答えは出てへん。
でも肩だけは、
さっきより軽い夜。

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🕛 AM 0:07🍺 酔っ払い
──肩の力が抜ける夜──

🍸マスター
「なぁバッカス、
“頑張らん”って決めた人、
たまに来るやろ」

🍷バッカス
「来るな。
だいたい、
顔が一段明るい」

🍸マスター
「サボってる顔ちゃうんよな」

🍷バッカス
「ちゃう。
“無理をやめた顔”や」

🍸マスター
「頑張らん=怠け、
って思われがちやけど」

🍷バッカス
「それ、
頑張り過ぎてきた人の勘違いや」

🍸マスター
「確かに。
最初から頑張ってへん人は、
こんな店に悩み持って来ぇへん」

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🕐 AM 1:23🍶 かなり酔っ払い
──本音が出る夜── 

(カウンターの端。
ため息が、深いゲスト)

👤ゲスト
「今日、
頑張らんって決めたんです」

🍸マスター
「お、勇気あるな」

🍷バッカス
「ほう。
何をやめた?」

👤ゲスト
「全部です。
期待に応えるのも、
ちゃんとするのも」

🍸マスター
「楽になった?」

👤ゲスト
「…なりすぎて、
逆に怖いです」

🍷バッカス
「それ、正常反応や」

🍸マスター
「どういうことや?」

🍷バッカス
「ずっと張ってたゴム、
急に離したら
軽くなるやろ。
あれや」 

👤ゲスト
「戻らなくなったら、
どうしようって…」

🍷バッカス
「戻らんでええ。
“必要な分だけ張る”に
切り替わるだけや」

🍸マスター
「頑張りゼロちゃうんやな」

🍷バッカス
「せや。
“無駄な頑張り”を
切っただけや」 

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🕒 AM 2:58🥴 泥酔
──力が抜ける夜──

🍸マスター
「なぁバッカス、
頑張らん人って、
結局どうなるん?」

🍷バッカス
「よく見るで」 

👤ゲスト
「……どうなります?」

🍷バッカス
「動く。
不思議とな」

🍸マスター
「え、頑張らんのに?」

🍷バッカス
「せや。
無理をやめたら、
“できる分”が見える」

👤ゲスト
「それなら、
できそうです」

🍷バッカス
「今日の処方箋、
これだけ👇 

“今日は頑張らんでええ。
できる分だけやれ”」

🍸マスター
「優しすぎへん?」 

🍷バッカス
「深夜限定や。
昼はまた、
ほどほどにな」 

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🌙 追記
ゲストはドアの前で立ち止まり、
深呼吸ひとつ。
背筋は伸びてないけど、
歩幅は一定。
それで十分な夜。 

マスターは最後のグラスを伏せながら思う。
――頑張るのをやめた人は、
だいたい“自分の速さ”を
思い出す。

ワシもな、
張り切りすぎた日は、
よう転ぶ。

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