関西人の必殺フレーズ「ごめんやけど」。

🌙🍸二面展開型 バープリモ劇場

第八夜『“ごめんやけど…”で救われる夜。』

🌌ここは大阪・東心斎橋の、ひっそり灯る小さなバー「バープリモ」。

心の奥にふっとしみる話と、つい笑ってしまう話を、
スピリチュアル編とコミカル編の“二面展開”でお届けします。

🪄「ごめんやけど」
言いにくい本音に、やさしいクッションを。

☯️スピリチュアル編

『“ごめんやけど…”は、言葉のバリアや。』

(雨の名残り。窓ガラスを伝うしずくが、ぼんやりと灯りを揺らす深夜のカウンター)

●ユカリ(ためらいがちにグラスをくるくる)
「わたし、ずっと言いたかったんよ。“それ、ちょっとしんどいねん”って。」

●ナナ(そっと目を合わせながら)
「けど、言うたら嫌われそうで、なかなか言えへんよな。」

○マスター(氷を割りながら、静かに)
「そんなときはな、まずこう言うてみたらええ。“ごめんやけど…”ってな。」

●ユカリ(少しだけ笑って)
「それ、便利やな…。責めてへん感じする。」

○マスター
「“ごめんやけど”ってな、ほんまは“守るためのバリア”なんよ。
言うた自分も、聞いた相手も。
まっすぐ過ぎる言葉は、刃にもなるからな。
ほんまに伝えたいことって、優しさを一枚かませて届けるもんや。」

🍸(マスターが出したのは──
ライムとミントが香る、さっぱりハーブジントニック)

🫧グラスに刻まれた言葉:
「まっすぐ言うより、ちょっと曲がって優しく届く言葉もある。」

🎭コミカル編

『“ごめんやけど…”は、都合のいい言い訳です(笑)』

(土曜の深夜。笑い声が響く賑やかなカウンター)

●ナナ(大笑いしながら)
「この前さ〜、彼氏に“ごめんやけど…その服ダサい”って言うたら、
“ごめんやけどって付けたら何でもOKちゃうぞ”って言われた😂」

●ユカリ
「でも“ごめんやけど”って付けたら、なぜか許されそうになるんよな〜(笑)」

○マスター(うなずきながら)
「“ごめんやけど”は、マイルド詐欺の常套句やな。
ただ、使いすぎると免疫つくから要注意やで😂」

(そこへカズオが登場、深刻な顔)

●カズオ(疲れ気味に)
「今朝、嫁に“ごめんやけど…朝ごはんまだ?”って聞いたら、
“こっちが聞きたいわ”って言われた…😭」

●ナナ
「それはもう、“ごめんやけど”の限界超えてる(笑)」

○マスター(チャイをかき混ぜながら)
「ほんまに大事なときにだけ使わなあかんで。
ふだんは“すんませんけど…”くらいにしとき😂」

🍹(マスターが出したのは──
チャイと黒糖のやさしいミルクカクテル)

🫧グラスに刻まれた言葉:
「やわらかく伝えることは、ズルじゃなくて、愛やと思う。」

📻ナレーション

言いたいけど、言いにくい。
わかってほしいけど、責めたくない──そんなときに、ふっと口をついて出るのが「ごめんやけど…」。

それは、自分の気持ちを守りながら、相手にも届くように添える“やさしい前置き”。

もしあなたの中にも、言いにくい本音があるなら──言い方から、変えてみるのもひとつの手かもしれません。

💬すっぴんトーク(マスターの本音)

「ごめんやけど…」って、便利ですよね。
言いにくいことも、これを前に置くと、ちょっとだけ角が取れる。

私もよく言います。
「ごめんやけど、今夜は静かに飲みたい」とか、「ごめんやけど、そのBGM…ちょっとだけボリューム下げて(笑)」とか。

本音をまっすぐ言うって、けっこう勇気が要ります。でも少し遠回りしたからって、それがウソになるわけやない。

もしあなたにも、“言わなあかんけど、言いにくいこと”があるなら──まずは一言、こう添えてみてください。

「ごめんやけどな…」と。
それで、言葉がやさしくなります。たぶん、相手も受け取りやすくなります。

…ただ、私が「ごめんやけど、今日はヒマそうやな〜」って言うた日は、なぜか満席になります。

ほんま、言霊ってあるんやなぁ…ごめんやけど(笑)

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