
🍸 酔っぱらいの神さまがいる店。
──BAR PRIMO 夜話 2
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🪞 導入文
この先どうなるんやろ。
うまくいくんかな。失敗したらどうしよう。
…って考えてる時、
だいたい人は、勝手に人生終わらせてる。
しかも何回も。
そんな夜、ありますよね。
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📢 ナレーション
大阪ミナミ、深夜0時。
雑居ビルの上のほう。
氷がカランと鳴るたび、
まだ起きてへん未来だけが、
やたらリアルに膨らんでいく。
BAR PRIMOのカウンターでは、
神さまが傘さして座ってた。
晴れてるのに。
しかもドヤ顔で。
まだ降ってもない雨に備えてる。
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🎭 会話劇
👤 ゲスト
「未来のこと考えたら、不安で…」
🍷 バッカス
「それな。」
一拍。
「でもな。」
「お前、それ“未来”ちゃうで。」
「ただの想像や。」
👤 ゲスト
「え…?」
🍷 バッカス
「それな。」
「“妄想の最悪バージョン”や。」
「しかもお前脚本や。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「だいぶ盛ってるやつやな」
🍷 バッカス
「せや。」
「人間ってな。」
「未来考える時、なんでか知らんけど。」
「一番ヘタな脚本家になる。」
「しかも自分主演でな。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「お前の頭の中のストーリーな。」
「・失敗する・嫌われる・終わる・詰む」
一拍。
「どんだけバッドエンド好きやねん。」
「ハッピーエンド書く気ゼロやん。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「しかもリピート再生やな」
🍷 バッカス
「せや。」
「ほんでな。」
「その映画、現実ちゃうのに。」
「感情だけ本気で消耗してる。」
「体は何もしてへんのに。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「冷静に言うで?」
一拍。
「起きてもないことで、先に疲れてるお前。」
「…って言いたいくらい無駄や。」
👤 ゲスト
「……」
(ちょっと間があって、氷の音)
🍸 マスター
「まあでも、みんなやってまうやつや」
🍷 バッカス
「せやねん。」
「人間な。」
「未来の想像だけは、やたらリアルに作る天才やねん。」
👤 ゲスト
「……はい」
🍷 バッカス
「でもな。」
一拍。
「それ、全部“仮想現実”や。」
「触られへんやつ。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ほんまの現実はどこか言うたらな。」
「ここや。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「グラスの前やな」
🍷 バッカス
「せや。」
「触れるもん、飲めるもん、今ここにあるもん。」
「それが現実や。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「未来の不安はな。」
「“脳内上映”や。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「しかもお前。」
「チケット代払ってへんのに、勝手に最前列で泣いてる。」
「しかも上映前や。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「もったいな」
🍷 バッカス
「ほんでな。」
一拍。
「もっと残酷なこと言うで?」
👤 ゲスト
「……はい」
🍷 バッカス
「未来ってな。」
「お前の想像、ほぼ当たらん。」
「ズレるほうが普通や。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ほんで。」
「当たらんことで、今のエネルギー全部使ってる。」
一拍。
「二重で損してる。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「ええこと一個もないやつやな」
🍷 バッカス
「せや。」
「せやからな。」
一拍。
「未来で勝手に死ぬな。」
「まだ生きてもないやろ。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ほな。」
「まだ生きてる今、ちゃんと使え。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ミナミの夜はな。」
「来てへん明日より、今の一杯のほうが確実や。」
「ちゃんとここにあるしな。」
👤 ゲスト
「……なんか、スッとしました」
🍸 マスター
「明日の不安より、今の酒やな」
🍷 バッカス
「せや。」
「明日はな。」
「来てからボコボコに考えたらええ。」
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🫧 エピローグ
未来の不安は、現実よりリアルに感じる“脳内ドラマ”。
けど、それに振り回されてる限り、
今という現実は、どんどん置いていかれる。
勝手に疲れるだけの夜になる。
ほんまに生きてるのは、いつも“今”だけや。
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🥃 マスターのひとことメモ
まだ来てへん明日にビビるな。今の一杯、ちゃんと味わえ。
それが一番確実や。
知らんけど…😁
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