📖『未練は、愛のアフターファイブ。──やさしさの残り香を抱いて眠る夜。』

📖『未練は、愛のアフターファイブ。──やさしさの残り香を抱いて眠る夜。』


🍸 BAR PRIMO 夜話

──笑って沁みる、深夜0時の哲学。


📢 ナレーション

“もう終わった”って言葉ほど、終わってへんもんはない。
写真も削除したし、連絡も途絶えた。
それでも、ふとした瞬間に思い出が首をもたげる。

心斎橋の片隅にある、小さなバー「BAR PRIMO」。
深夜0時の灯りがともると、
ワインを浴びて笑い転げる“酔っぱらい神さま”──バッカスが現れる。

めちゃくちゃ言うのに、不思議と腑に落ちる。
今夜もきっと、“未練”さえ笑い飛ばしてくれるやろう。


🎧 BGM

氷の「カラン…」音。
奥から流れるスローバラード。

まるで、心がまだ“再生ボタン”の上で指を止めてる夜。


🎭 会話劇

🍑 サチ(32歳・看護師)〈グラスを見つめて〉
「マスター…もう終わった恋やってわかってるんです。
でも、思い出すんですよ。あの人の声とか、手の温もりとか…。
“戻りたい”やなくて、“忘れたくない”んです。」


🍸 マスター(やさしく微笑んで)
「未練ってな、“心の残響”や。
音は止まっても、まだ壁に響いとるだけや。」


🍷 バッカス(ワインをあおって爆笑)
「アホやなぁ! 未練は“心のこたつ”やで!」


🍑 サチ(目を丸くして)
「……こたつ?」


🍸 マスター(苦笑い)
「出たで。神さまの“冬限定トーク”コーナー。」


🍷 バッカス(鼻の頭を赤くしながら)
「考えてみぃ。春になっても、こたつ布団そのままやと暑いやろ?
けどな、急に寒の戻りが来たら、“もう一回入っとこか”ってなる。
未練も一緒や。あったかい記憶に、つい足突っ込みたくなるんや!」


🍑 サチ(吹き出して笑う)
「たしかに(笑)。“こたつ愛”抜けへんタイプかも。」


🍸 マスター(うなずきながら)
「せやけど、こたつってな、“中におる間”は外の春が見えへん。
ほんまの未練ってな、“戻りたい”やなくて、“ちゃんと愛した証拠”や。
まだあの人にやさしくありたい、って心が言うてるだけや。」


🍷 バッカス(ぶどうを投げながら)
「せや!未練は悪者ちゃう。
“愛の余韻”や!ワインも余韻ある方がええやろ?
けど、飲み干したらグラス洗わな、次の一杯入らへん!」


🍑 サチ(少し微笑んで)
「……私、まだグラスの底を見つめてたかもしれません。」


🍸 マスター(やわらかく)
「ええやん。未練が残るって、それだけ“ほんまに好きやった”ってことや。
でも次は、“誰かを恋しくなる夜”より、“自分を好きになる朝”を迎えたらええ。」


🍷 バッカス(豪快に乾杯)
「せや!未練は“愛のアフターファイブ”や!
残業終わったら風呂入って寝ろ!──知らんけどな😁」


🫧 エピローグ

バッカスが「こたつ最高〜!」と叫びながら足を突っ込み、
マスターが「それ、うちのテーブルや…」とため息。

サチは笑って立ち上がり、
「こたつ出るの、ちょっと勇気いりますね。でも出てみます。」と店を後にした。

外の風はまだ冷たかったけど、
夜空には確かに、春の匂いが混じっていた。


🥃 グラスの底のひとこと

「未練は、愛の余韻。
でも、春風は“手放した手”から先に吹く。」


🌙 追伸

奇妙な神さまバッカスが座るバー「BAR PRIMO」。
実は心斎橋の片隅に、ほんまにあるんです。

深夜0時の灯りを探しに、
ちょっと覗いてみませんか?
──検索は「バープリモ」で。


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