
🍸 酔っぱらいの神さまがいる店。
──BAR PRIMO 夜話 2
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🪞 導入文
今日もいろいろやったはずやのに。
あのミスが気になる。あの一言が引っかかる。あそこ、もっとちゃんとできたのに。
気づけば。
できたことより、できてへんことばっかり見てる。
そんな夜、ありますよね。
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📢 ナレーション
大阪ミナミ、深夜0時。
雑居ビルの上のほう。氷がカランと鳴るたび、今日の“できたこと”より、“できてへん1個”がやたら大きく見えてくる。
BAR PRIMOのカウンターでは、神さまがポテチを10枚食べたあと、最後に割れた1枚だけ見て落ち込んでいた。
そこなん?
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🎭 会話劇
👤 ゲスト
「私、できてないとこばっかり見てしまうんです…」
🍷 バッカス
「それな。」
一拍。
「でもな。」
一拍。
「お前、98点でも人生0点みたいな顔してる。」
👤 ゲスト
「え…?」
🍸 マスター
「残り2点に命かけてるタイプやな」
🍷 バッカス
「今日な。」
「ちゃんと起きた。仕事行った。人と話した。しんどい中でも動いた。」
一拍。
「それ、もう98点の内容や。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「でもお前はな。」
「“あのミス”“あの言い方”“あそこダメやった”」
一拍。
「そこだけ切り取って、全部ダメにする。」
👤 ゲスト
「……やってます」
🍷 バッカス
「それな。」
一拍。
「採点のクセ、おかしい。」
👤 ゲスト
「え?」
🍸 マスター
「減点方式にもほどがあるな」
🍷 バッカス
「98点取っても。」
一拍。
「2点のミスだけ見て“0点”扱い。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「そらしんどいわ。」
一拍。
「普通はな。」
「できたとこで加点していく。」
「できへんかったとこは、次に回す。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「でもお前は。」
一拍。
「満点以外、不合格にしてる。」
👤 ゲスト
「うわ…」
🍸 マスター
「合格ライン厳しすぎるな」
🍷 バッカス
「せやからな。」
一拍。
「できてないとこ見たら。」
一拍。
「横に一個だけ、できたとこ置いとけ。」
👤 ゲスト
「一個でいいんですか?」
🍸 マスター
「0より1の方がだいぶマシや」
🍷 バッカス
「せや。」
一拍。
「人間ってな。」
一拍。
「“できた1個”で、ちゃんと立て直せる。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ほんでな。」
一拍。
「人生の採点って。」
一拍。
「あとから変わる。」
👤 ゲスト
「え?」
🍸 マスター
「そのミスがネタになるやつやな」
🍷 バッカス
「せや。」
「今は2点のミスでも。」
一拍。
「あとで“あれがあったから今ある”になる。」
👤 ゲスト
「……」
(氷がカラン)
🍷 バッカス
「ミナミの夜はな。」
一拍。
「98点取れてる時点で。」
一拍。
「今日はもうええ日や。」
👤 ゲスト
「……なんか楽になりました」
🍷 バッカス
「ほな今日はな。」
一拍。
「自分に合格出して帰れ。」
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🫧 エピローグ
できてないところばかり見てしまう夜は、採点基準が厳しすぎるだけかもしれない。
たまには自分に、合格を出してあげてもええ。
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🥃 マスターのひとことメモ
人生は減点方式やない。残ってる点数でちゃんと進んでる。
知らんけど…😁
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