
🌙🍸 二面展開型バープリモ劇場
《第一夜》テーマは──『別れ』。
「もう会わへん」って言うたはずやのに、
なんで今夜も、思い出してまうんやろな。
“さよなら”のあとに残る、
あの人の声。グラスの水滴。止まった時計。
──今夜は、そんな恋の“別れ”をめぐる二本立て。
どっちのカウンター、座ってみる?😌
☯️ ①スピリチュアル編
『出会いと別れは、旅の乗り換え駅』
→ じんわり沁みる、静かな夜の哲学。
(土曜深夜。時計の針の音だけが聞こえるカウンター)
🧔♂️マスター(薄く笑いながら)
「“あの人と出会った意味、なんやったんやろ”って、別れたあとによぉ考えるけどな。」
👩ユカリ(34歳・心の地図が広がり中)
「あるなぁ…。でも、“会わなかった方がよかった”って人は、実は一人もおらん気がする。」
👩ナナ(36歳・感情はリュックに詰めがち)
「その人と出会ってなかったら、今の自分、ここにおらんもんな。」
🧔♂️マスター(氷の音を聞きながら)
「人生って“乗り換え”みたいやな。
ひと駅分だけ隣に座った人やとしても、
その時間があったからこそ、“目的地”に向かえてる。」
(マスターが出したのは、レモングラスとほうじ茶のホットカクテル)
📝 グラスにはこう刻まれていた:
「別れは終点やない。ただの、風景の変わり目や」
📻《ナレーション》
別れた相手のこと、ふいに思い出す夜がある。
でもそれは、**“まだ好き”やなくて、“ちゃんと想ってた証”**なんかもしれん。
失恋ってな、地図でいえば“ここまで来た”って印や。
あの日の自分を置いてきた場所──それが、思い出になるんやろな。
🧔♂️マスター(静かに)
「思い出が痛いのは、ちゃんと本気やったからやで。
それ、誰にもバレんでええけど、自分だけは知ってたらええんちゃう?……知らんけど😌」
🎭 ②コミカル編
『円満な別れ、求めるほど円満にならん説』
→ 笑ってスッキリ、あるある爆発コント風!
(土曜深夜。湿気と笑いが溶け合うカウンター)
🧔♂️マスター(ニヤニヤしながら)
「“ちゃんと話して終わろ”って言う人ほど、だいたい修羅場なるよな。」
👩ナナ(元・卒業式みたいな別れをした女)
「わかる!“この関係、卒業やね”って言われたから“校歌は!?”って聞いたもん!」
👩ユカリ(別れセリフコレクター)
「私なんか“うちら、鏡みたいな関係やった”って言われた!
何それ!?ずっと見合ってるだけのホラーやん(笑)」
🧔♂️マスター(肩をすくめて)
「最後きれいにまとめようとするから、かえって泥が跳ねるんや。
別れ話って、だいたい“雨の日のぬかるみ”やで。」
(そこへ、リサイクル袋を手にしたカズオ登場)
👨🦱カズオ(“元カノの思い出セット”回収係)
「“思い出、返すね”って言われて渡された袋に…
・クマのぬいぐるみ(片耳取れてる)
・LINEで送ったポエムをプリントアウトした紙
・一緒に観た映画の半券(10枚)…!
こんなん捨ててくれ、むしろ!!」
👩ユカリ
「“思い出返す”って、もはや“呪物返納”やないか(笑)」
👩ナナ
「円満な別れ目指すなら、まず記憶の消去ボタン用意しといてほしい。」
🧔♂️マスター(苦笑いしつつ)
「ええねん。最後グダグダでも、“笑えるネタ”に昇華できたら、もう勝ちや。」
(マスターが出したのは、ライムとミントのウォッカソーダ)
📝 グラスの言葉:
「終わりにオチがつけば、それはネタになる」
📻《ナレーション》
別れに正解なんてない。
でも、“笑えるようになった”ってことは、
もうちゃんと前向けてるってこと。
人生、思い出ポーチに“恋のドタバタ”入ってるぐらいが、ちょうどええねん。
🧔♂️マスター(ふっと笑って)
「笑えるようになった過去って、ただの黒歴史やなくて、
“飲みの席での持ちネタ”やろ?使いすぎ注意な?……知らんけど😂」
✒️《文学的にいえば…》
“別れ”は句点じゃない、読点や。
物語はまだ終わってない。
立ち止まって深呼吸する場所。
また歩き出すための、ひと息。
出会って、別れて、それでも笑えたら──
それはきっと、“ええ旅”やったんやろな。……知らんけど😌
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