
🍸 酔っぱらいの神さまがいる店。
──BAR PRIMO 夜話 2
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🪞 導入文
やろうと思ってたのに、気づいたらまた考えてる。
「こっちのほうがいいかな。」「失敗したらどうしよう。」「もっと準備してからにしよう。」
頭の中では、もう何時間も話し合ってるのに。
現実は、一歩も動いてへん。
考えただけで、ちょっと疲れてる。
そんな夜、ありますよね。
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📢 ナレーション
大阪ミナミ、深夜0時。
雑居ビルの上のほう。
氷がカランと鳴るたび、
今日も誰かの“やるはずやったこと”が、
グラスの底で静かに沈んでいく。
BAR PRIMOのカウンターでは、
神さまがメニュー見ながら、
10分くらいハイボールか焼酎で悩んでいた。
もうどっちでもええ時間や。
決めんことに一番時間使ってるやつや。
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🎭 会話劇
👤 ゲスト
「私、考えすぎて全然動けなくなるんです…」
🍷 バッカス
「それな。」
一拍。
「でもな。」
「お前、頭の中だけで会社回してる。」
「現場ゼロの会社や。」
👤 ゲスト
「え…会社?」
🍸 マスター
「しかもブラック企業やな」
🍷 バッカス
「会議メンバー紹介したろか?」
一拍。
「慎重な自分。怖がりな自分。完璧主義の自分。嫌われたくない自分。」
「全員、口だけ達者。」
「行動担当、誰もおらん。」
👤 ゲスト
「うわ…います」
🍷 バッカス
「せやろ。」
「“ほんまにこれでええか。”“もっとええ方法あるんちゃうか。”“失敗したらどうする。”“人にどう見られる。”」
一拍。
「ずーっと会議してる。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「でも誰も責任取らんやつやな」
🍷 バッカス
「それや。」
一拍。
「決裁者おらん会議は、永遠に終わらん。」
「責任者おらんからな。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ほんでな。」
「お前の会議な。」
「開店前から閉店後の反省会まで、全部先にやってる。」
「しかも本番まだ来てへん。」
👤 ゲスト
「うわ…」
🍸 マスター
「まだ何も起きてへんのに“今日スベったらどうしよう”まで考えてるやつや」
🍷 バッカス
「せや。」
一拍。
「未来のこと。相手の反応。まだ起きてへん失敗。」
「全部、机の上で片付けようとしてる。」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「現場行ったほうが早いやつばっかりやな」
🍷 バッカス
「せやねん。」
一拍。
「ほんで一番あかんのはな。」
「会議しただけで、仕事した気になる。」
「達成感だけ先に来る。」
👤 ゲスト
「痛い…笑」
🍷 バッカス
「“いっぱい考えたし今日はもうええか”」
👤 ゲスト
「あります…」
🍸 マスター
「脳内だけで残業してるやつやな」
🍷 バッカス
「せや。」
一拍。
「でもな。」
一拍。
「人生の重要事項、そんな重たない。」
「だいたい“やってみたら分かる”で終わる。」
👤 ゲスト
「え…?」
🍷 バッカス
「ハイボール1杯で決まること、山ほどある。」
「むしろそっちのほうが多い。」
👤 ゲスト
「軽い…笑」
🍸 マスター
「うち、だいたい一口目で決裁や」
🍷 バッカス
「残りは現場。」
「やってみる。出してみる。言ってみる。送ってみる。」
一拍。
「答えは会議室にない。現場にある。」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「考えすぎて動けへん時な。」
一拍。
「全部決めようとすな。」
👤 ゲスト
「じゃあどうしたら…?」
🍷 バッカス
「一番小さい議題だけ通せ。」
「今すぐできる一歩だけやれ。」
👤 ゲスト
「小さい議題?」
🍸 マスター
「“とりあえず1行だけ送る”とかやな」
🍷 バッカス
「せや。」
一拍。
「次の一歩だけ決裁しろ。」
「それ以外は後回しでええ。」
👤 ゲスト
「それならできそうです」
(氷がカラン。サックスが少し前に出る)
🍷 バッカス
「ミナミの夜はな。」
一拍。
「考えて終わった夜より、ちょっとスベった夜のほうが、次の酒うまい。」
「ちゃんと生きた感じする。」
👤 ゲスト
「たしかに…」
🍸 マスター
「BAR PRIMO、だいたい失敗談で回ってるしな」
🍷 バッカス
「せや。」
一拍。
「会議で終わるな。ネタ作れ。」
👤 ゲスト
「……やってみます」
🍷 バッカス
「それでええ。」
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🫧 エピローグ
考えることは悪くない。
でも、考えても出えへん答えは、現場にしかない。
会議を早めに切り上げるだけで、
止まってた時間、やっと動く。
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🥃 マスターのひとことメモ
完璧な一歩はいらん。雑でもええから、前に出ろ。
動いたやつだけ景色変わる。
知らんけど…😁
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