📖『手放すって、“失うこと”やない。──次の幸せが入る“余白”の話。』

📖『手放すって、“失うこと”やない。──次の幸せが入る“余白”の話。』


🍸 BAR PRIMO 夜話

──笑って沁みる、深夜0時の哲学。


📢 ナレーション

手放すって、冷たいことやと思ってた。
でもほんまは、誰かのためやなくて、
自分を自由にするための行為かもしれへん。

心斎橋の片隅にある、小さなバー「BAR PRIMO」。
深夜0時の灯りがともると、
カウンターにはいつもの“酔っぱらい神さま”──バッカス。

ワインをぶちまけ、ぶどうをかじりながら、
人生を“アホみたいな例え”でぶった斬る神さま。

そして、隣には静かに微笑むマスター。
言葉は少ないけど、心の奥に沁みる。

今夜のテーマは──“手放す勇気”。
つかんだままの手を、どうやって離せばええのか。
その答えを、笑いながら探してみよう。


🎧 BGM

氷の「カラン…」音。
奥では、サックスが少し切なく揺れている。

まるで“心が、まだ何かを握りしめたまま”の夜。


🎭 会話劇

🍎 ユカ(35歳・営業職)〈グラスを見つめながら〉
「マスター…どうしても手放せないんです。
思い出も、人も、タイミングも。
頭ではわかってるのに、手が離れない。」


🍸 マスター(やさしくうなずいて)
「離す勇気ってな、“忘れる力”やなくて、“信じる力”やねん。
“手放しても、もう一度笑える”って、自分を信じる力。」


🍷 バッカス(ワインをあおって爆笑)
「アホやなぁ! “手放す”いうんはな、風船の紐切ることちゃう!
“いらん荷物降ろして、両手で唐揚げ食う”ことや!」


🍎 ユカ(吹き出して笑う)
「……唐揚げ(笑)!?それ、なんの例えなんですか!」


🍸 マスター(苦笑して)
「出たで。神さまの“唐揚げ哲学”コーナー。」


🍷 バッカス(指を立ててドヤ顔)
「考えてみぃ。手いっぱい荷物持ってたら、うまいもん食われへんやろ?
手放すいうんは、“次の幸せを持てるように、手ぇ空ける作業”や!」


🍎 ユカ(感心しながら)
「……なるほど。荷物持ったまま、唐揚げはつかめない、か。」


🍸 マスター(静かに微笑んで)
「ほんまにな。過去も人も、ちゃんと抱きしめたなら、
“感謝して置いてく”でええ。
“捨てる”やなくて、“置いていく”やねん。

手放したあとって、急に心がスカスカになるやろ。
でもな、その“空白”こそ、新しい何かが入ってくる場所や。
“空っぽ”は、“準備OK”のサインやねん。」


🍷 バッカス(ぶどうを放り投げながら)
「せや! “手放す”って“終わり”ちゃう。“再配達”や!
ちゃんとタイミング来たら、別の形で届くんや!──知らんけどな😁」


🍎 ユカ(ふっと笑って)
「……“再配達”。なんか救われますね。」


🍸 マスター(グラスを磨きながら)
「せや。人生の荷物、全部自分で持たんでええ。
“また届く”って思えたら、それが勇気や。」


🫧 エピローグ

バッカスが荷物置き場の札を掲げながら「“過去預かります”や!」と叫ぶ。
マスターはため息をつき、「その札、返却期限つけとけよ」とぼやく。

ユカは笑って立ち上がり、
「……もうちょっと、手を空けて歩いてみます」と言い残して店を出た。

外の風が、まるで荷物をそっと撫でていくように優しかった。


🥃 グラスの底のひとこと

「手放すって、“終わり”やない。
“次の幸せが入るための余白”や。」


🌙 追伸

奇妙な神さまバッカスが座るバー「BAR PRIMO」。
実は心斎橋の片隅に、ほんまにあるんです。

深夜0時の灯りを探しに、
ちょっと覗いてみませんか?
──検索は「バープリモ」で。


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