
🍸BAR PRIMO 夜話
──三刀流スペシャル 第1夜
『連絡来ないだけで心が暴走する夜。』
副題:優しいふりをして、期待を待つ私へ。**
深夜0時。
静かな部屋のはずやのに、心だけが勝手に走り出す夜がある。
「大丈夫」って笑ったつもりの指先は、
ほんまは“返事を待ってる自分”をごまかしてただけ。
通知は鳴らんのに、
胸の奥だけ、ずっと仕事しっぱなし。
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🥃 AM 0:07|酔いどれ編(Y)
──笑って吹き飛ばす世界線──
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🍑 ミオ(31・看護師)
(スマホを握りしめたまま、眉の間にしょんぼりした影)
「…また既読だけついて、返事こんかったんです。」
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🍷 バッカス
(スツールにドサッと腰を落とし、ミオの肩越しにスマホを覗きながら)
「ほら出た。“既読スルー記念日”。
自分、今年もう二回目やろ。」
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🍑 ミオ
「やめてくださいよ…!っていうか、いつからおったんですか…?」
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🍷 バッカス
「ワシはな、“心がザワザワ暴れてる奴の隣にだけ現れる神さん” や。
自分みたいな“通知ひとつで最終回まで妄想するタイプ”は、優先出現対象や。」
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🍑 ミオ
(むっとしながら、口元だけ緩む)
「最終回までは…流してますけど…。」
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🍷 バッカス
「どうせ今日もこうやろ?
《嫌われたかな》《他に女できた?》《私ばっか好き?》
って、頭ん中でテロップ暴走列車。」
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🍑 ミオ
「……はい。今日、ぜんぶ言いました。」
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🍷 バッカス
「返信が遅いんやないで。
“自分の弱気の方が早送り” してるだけや。」
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🍑 ミオ
「弱気が早送り…。」
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🍷 バッカス
「そうや。スマホは止まっとるのに、
心だけ4倍速で最悪ルート突っ走るんや。
そら疲れるわ。ガソリン食いすぎや。」
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🍑 ミオ
「…放っておかれてる気がするんです。」
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🍷 バッカス
「放置ちゃう。“相手が自分の生活を生きてるだけ”。
そこで勝手に“嫌われた”って字幕つけるのは自分や。」
(少しだけ声をやわらかくして)
「その字幕つけてるの、
自分の心の中に住んでる“鬼上司” やろ?
サボり見逃してくれへん、あの怖いヤツ。」
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🍑 ミオ
「……めっちゃ心当たりあります。」
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🍷 バッカス
(優しく茶化して)
「安心せえ。
ワシは “自分責めしすぎて息詰まってる夜” にしか座られへん神さんや。
今ワシが見えてる時点で、
自分、ほんまよう頑張っとる証拠や。」
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🍸 マスター
(グラス越しに静かに視線を上げて)
「追い詰めているのは、彼ではなく、
あなたの心の“鬼上司”かもしれませんね。」
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● 酔版メモ
返信の沈黙より先に、心の暴走が始まる。
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🕐 AM 1:23|静灯り編(S)
──静けさで整える世界線──
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🍑 ミオ
(スマホを伏せ、氷の音に耳を澄ませる)
「…本当は、待ちたくないんです。
待ってる間に、どんどん自分が小さくなる気がして。」
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🍸 マスター
「ミオさん。
“待ってしまう自分” を責めなくていいんですよ。
それはただ、
誰かを大切に想う心が、正直に反応しているだけ。」
(ふっと目を細めて)
「返信の速さはその人の生活リズム。
あなたの価値とは、なんの関係もありません。
そして——
不安で塗りつぶす“一人相撲”は、
もう降りてもいいんですよ。」
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🍑 ミオ
「…私、ずっと一人で相撲とってたんですね。」
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🍷 バッカス
「そや。
相撲は二人でとるもんやのに、
自分ひとりで本場所やっとったんやから、しんどくて当然や。」
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● 静灯りメモ
“待ってしまう心” は、誰かを大事にしている証。
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🕒 AM 2:58|解放編(R)
──泣かなくていい涙の世界線──
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🍑 ミオ
(深呼吸して、ふっと天井を見上げる)
「…返信、来ても来なくても。
今日の私は、ちゃんと生きてましたよね。」
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🍸 マスター
「ええ。
誰かの言葉が届かない時間は、
“自分に優しくするための余白” です。
その余白を、全部不安で埋めなくていいんですよ。」
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🍑 ミオ
「なんか…少しだけ、戻ってこれた気がします。」
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🍷 バッカス
(立ち上がりかけて、振り返る)
「覚えとき。
“自分を後回しにしてる夜” にしかワシは来られへん。
自分が自分を大事にし始めたら…
ワシ、カウンターの向こうで見守るだけになるわ。」
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● 解放メモ
誰かを待って揺れた夜も、自分を取り戻す朝への通り道。
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🌙 追記
話の続きは…「バープリモ」検索。
……ほんとは、マスターがバッカスかも…😁
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