🍸バープリモ劇場 第6話『マスター、夢を語る夜。“BAR PRIMO”誕生秘話』

🍸バープリモ劇場 第6話
『マスター、夢を語る夜。
“BAR PRIMO”誕生秘話』

(BAR PRIMOの
いつものカウンター。
常連のリサとマスターが、
やわらかな灯りの中でグラスを傾けている)

● リサ
「マスターって、
昔からお店やりたかったんですか?」

○ マスター(少し間をおいて、照れ笑い)
「うーん…正直言うてな、
若い頃は “明日死んだらオレの勝ち!”
くらいに思てて…

毎晩ディスコで踊り倒してたんよ〜😅
でも、まだ生きてるからオレの負けや(笑)」

● リサ
「えっ!マスターがディスコ!?
全然イメージない。踊れるの?(笑)」

○ マスター(苦笑しながら)
「せやろ?自分でも信じられへんわ。
でもな、そこで出会った人たちとの縁が、
巡り巡って“BAR PRIMO”に
繋がってるんよ。」

● リサ
「じゃあ、もともと“バーをやりたかった”
わけじゃないんですね?」

○ マスター
「そうやね。
“夢を追って”って感じやなくて、
気づいたら足元に
“夢のカケラ”みたいなんが落ちてて、
それをちょっとずつ拾い集めてた…
そんな感じ。😁」

● リサ
「詩人か(笑)」

○ マスター(少し誇らしげに)
「どんなダメ男にも、
女神が微笑む瞬間が来るんやで。

それが、ワシなりの
“恐竜の背中に乗る”ってことや。」

● リサ
(夢のかけらはどこ行ってん?
と思いながら…)
「またクセ強い例え出た(笑)」

○ マスター
「ええやろ?
“自分の脚で走るより、
恐竜の背中の方が
早く夢に辿り着ける”って思ってたんよ。

…でもな、途中で振り落とされて、
10年くらい地べたでゴロゴロしてた😂
恐竜のスピード、なめたらアカン(笑)」

● リサ
「ハイエナにも負けそう(笑)」
(きっと、10年ほど干されてたんやな?!)

○ マスター
「せやから言うてるやろ?
人生、ハイエナとかコバンザメみたいに
要領かましてると、振り落とされるねん。

地道でも、走る覚悟があるやつの方が、
最後は強いんやから、覚えときや」

● リサ
「気ぃつけよっと(笑)」

○ マスター(グラスを掲げて)
「夢ってな、
“叶えること”より
“続けること”の方がむずかしい。
でも、“楽しむこと”が
実はいちばんの近道やねん。」

○ マスター(少し真顔で続けて)
「前にも言うたけど、
“がんばれ”とか“努力しろ”だけやと続かん。

でも、“やめとけ”って言われても、
寝ずにでもやりたくなることがある。
それが、自分の中にある“夢のタネ”。」

○ マスター
「誰に言われんでも、
水やりたくなるタネを、
心にそっとまいてみて。
それが、やがて“夢の根”になるんやで。🌱」

(ふたりのグラスが、
やさしい音を立てて重なる)

📝 エピローグ:
マスターの脱力系回顧録

「“夢を持つ”って聞くと、
なんかキラキラした話に思えるけどな…

ワシの場合は、“気づいたら夢に
引きずられてた”っちゅう感じやな。

全速力で走ったつもりが側溝に落ちてたり、
気合い入れて乗った恐竜には
思いっきり振り落とされるし(笑)

でも、転がった先にあった
“よくわからんドア”を ふと開けたら、
そこがBAR PRIMOにつながってた。
…知らんけどw」

🌱 ちょっとエモくて、ちゃんと笑える追記

「夢って、目をキラキラさせて
追いかけるもんやと思てた。

でもワシは、落ちてた夢のかけら踏んで
スベって、
気づいたら夢の入口にコケてたわ(笑)

“これって夢なんか?”って何度も疑ったし、 最初からカッコええもんなんて、
持ってへんかった。

でも今、誰かと笑いながら酒飲んで、
しょうもない話してるこの時間が、
ワシにとっての
“夢の正体”やったんかもしれんな。

…まぁ、たまに夢のドア閉まっとるけどな。 鍵、どこ置いたっけ?🍷(笑)」

💬 ver.A(ナレーション風)

「夢のかけらをポケットに
入れて歩いてたら、
ある夜、PRIMOに
“風のにおい”が吹き込んできた。」

「次回、バープリモ劇場 第7話
『夢は転がる。仕掛け人は静かに現れる』
──リサのクッキーが、
小さな奇跡を呼び込む。」

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