『“だいじょうぶ”は、心の包帯。』

🌙🍸二面展開型バープリモ劇場
第七夜 『だいじょうぶって、誰に言ってるんやろ?』

ここは大阪の夜にひっそり灯る、小さなバー。

疲れた心がふっと緩むような、
“ちょっとしみる話”と“ちょっと笑える話”を、
二面展開でお届けする「バープリモ劇場」。

今回のテーマは──「だいじょうぶ」。

誰かを安心させたいとき。
ほんまは不安でいっぱいなとき。
無意識に口をついて出る、この言葉。

それは魔法のような響きであり、
自分をだまして立たせるための、
小さな呪文なのかもしれません。

☯️スピリチュアル編
『“だいじょうぶ”は、心の包帯。』

(静かな深夜、雨音とジャズがまじるカウンター)

●ナナ(グラスを見つめてぽつり)
「わたし、よく“だいじょうぶ”って言うんよね。口ぐせみたいに。」

●ユカリ(そっと)
「それ、自分に言うてることも多ない?」

○マスター(氷を割りながら)
「“だいじょうぶ”はな、ほんまは“だいじょうぶやない”ときに、
いちばんよう出てくる言葉や。」

●ナナ(目を伏せて)
「誰かに言うてるようで、自分を励ましてるんかもしれん。」

(マスターが出したのは──
ローズヒップと蜂蜜の、あったかいハーブ・ホットトディ)

🍷グラスに刻まれた言葉:
「“だいじょうぶ”って言いながら、心がそっと立ち上がってる。」

🎭コミカル編
『“だいじょうぶ”=とりあえず乗り切る呪文(笑)』

(常連カズオが息を切らして登場)

●カズオ(荷物だらけで)
「マスター!財布落として、携帯忘れて、でも“だいじょうぶ”って5回唱えたら、なんか生きてこれた😂」

●ユカリ(ツッコミ気味に)
「“だいじょうぶ”って、どこまで守ってくれるん(笑)」

○マスター(ニヤリと)
「“だいじょうぶ”は、関西人の“お守りの言葉”みたいなもんやな。」

●ナナ
「“おなかいっぱいやけどデザートいける?”って聞かれても、“だいじょうぶ”で乗り切れるもんね🍰」

(マスターが出したのは──
ミントとレモンの“気合いチャージ・モヒート”)

🍸グラスに刻まれた言葉:
「“だいじょうぶ”って言うてる間は、だいたい、だいじょうぶ。」

📻エンディングナレーション

ほんまは弱ってる時ほど、
つい口をついて出る「だいじょうぶ」。

その言葉にすがることで、
心が少しずつ立て直されていく。

「ほんまはしんどいねん」って言えたらラクかもしれんけど、
それでも誰かの前では、背筋伸ばしたくなる夜がある。

○マスター(ぽつりと)
「“だいじょうぶ”って言いながら、
だいじょうぶになっていく瞬間が、人生にはあるねん。知らんけど☺️」

✒️文学的にいえば──
「だいじょうぶ」とは、
自分を生かすために発する、小さな祈りの言葉である。

💬すっぴんトーク(マスターの本音)

「だいじょうぶ」って言葉、
ほんまは、自分がいちばん聞きたいときに使う気がします。

「心配ないふり」
「強がり」
「気ぃ遣い」──
いろんな役割を背負わせすぎて、
そのうち口ぐせになってる人も多いんちゃうかな。

でも、それでもええと思うんです。

言うてるうちに、ちょっとずつ整ってくることもある。
だいじょうぶなふりでも、
“だいじょうぶ”を目指す力にはなる。

だから今日もボクは、
しんどい人にこう言います──

**「だいじょうぶやで。」**って。知らんけど☺️

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