大阪を“おもろい街”にしたオバチャン
日限萬里子 (ヒギリマリコ)
「日限が動けば街が動く」
「日限が店を作れば、そこに街ができる」
かつてそう評された大阪のオバチャンがいた。
当時、殺風景で何もなかった倉庫街を
アメリカ村へ発展させるキッカケとなったcafe『 LOOP 』(1969)。
「LOOP」は、サーフィン帰りの若者が立ち寄るようになる。
「LOOP」に集まってくるサーファー目当ての
サーフィン関連のショップが 次々にオープンした。
(中略)
その地域は次々と若者を引っ張り、
アメリカ村と呼ばれるようになった。
その後、『 パームス 』(1977)
『 Qoo 』(1990)などなど…
神戸芦屋や六甲アイランドにもCaffeをプロデュース。
その流れで『バープリモ』も誕生。
(ちゃっかりアピール😁)
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「なんかおもろいことないかなぁ、
そうや、世界一周しよう、
外国に行けばおもろいことがあるかもしれん」
「それにしてものどが渇いたなぁ、
ここら辺にコーヒーを飲める店はないんかなぁ」
ぐるっと周囲を見渡してみるも、
60年代の日本に深夜までやっているような
気の効いた喫茶店などない。
「夜遅くまで美味しいコーヒーが飲める
オシャレな店があればええのになぁ……
そうや、ないんやったら私が作ればええねん」
ほどなくしてその公園の近所に
カフェ「LOOP」をオープンさせる。
倉庫街で人通りのない場所に…
ひらめきだけを頼りに…
無謀ともいえる行動力…
さらに人間力…
たった一人の人間が、そのセンスによって、
良いお店・空間をつくりだす。
歳をとることで、感度が低くなり、
感覚や、判断力が鈍くなって、
挑戦することが怖くなるかもしれない。
けれどママは死ぬまで現役で
どんな若者よりも鋭くとんがっていた。
2005年3月、日限萬里子永眠、享年62歳。
今後、日限ママのような、
一人で街の流れをつくる人は現れるだろうか。
次世代の、まだ見ぬ新しいママが、
どこかの街に生まれてくれることを期待したい。
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