🌠 彼のSNSをパトロールする夜。──それ、安心ちゃう。“不安収集のプロ”や。

🍸 酔っぱらいの神さまがいる店。
──BAR PRIMO 夜話 2

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🪞 導入文

気づいたら、また見てる。

ストーリー更新されてへんか、

いいねの履歴まで遡ってる。

関係ないはずの情報に、

勝手に意味つけてしまう。

自分でも「何してんねやろ」って思う夜。

そんな夜、ありますよね。

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📢 ナレーション

大阪ミナミ、深夜0時。
雑居ビルの上の最上階。

氷がカランと鳴るたび、
今日も誰かの“見んでええもん見てしまう衝動”が
グラスの中で濃くなっていく。

BAR PRIMOのカウンターでは、
神さまがルーペ片手にスマホ覗き込みながら
「このいいね、誰や…」と顔寄せすぎていた。

ズーム機能あるやろ。
まだ雨降ってへんのに傘さしてるやつや。

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🎭 深夜0時酔っぱらいトーク

👤 ゲスト
「…彼のSNS、つい見てしまうんです。」

🍷 バッカス
「それな。」

「で、お前もう今日3周目やろ。」

👤 ゲスト
「……」

🍸 マスター
「周回プレイやな。」

🍷 バッカス
「お前な、暇ちゃうで。」

「“不安が残業してるだけ”や。」

👤 ゲスト
「……?」

🍷 バッカス
「何してるんやろ。」

「誰とおるんやろ。」

「なんか怪しいことないやろか。」

👤 ゲスト
「……はい」

🍷 バッカス
「ほんでな、探す。」

「でもそれ。」

「安心探してるフリして、不安集めてる。」

「それ、“安心”ちゃう。“不安収集”や。」

👤 ゲスト
「……あぁ」

🍸 マスター
「逆に才能あるな。」

🍷 バッカス
「ストーリー見て。」

「いいね見て。」

「フォロー欄見て。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「勝手に想像して。」

「勝手に落ち込む。」

👤 ゲスト
「……はい」

🍷 バッカス
「それな。」

「完全に“自作自演のサスペンス”や。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「脳みそな、“不幸専門の脚本家”やねん。」

「材料ゼロでも、傑作の不安作る。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「ワシもやで。」

「何も起きてへんのに、勝手に最終回迎える。」

「神さまやけど、全然まともちゃう。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「ほんでな。」

「その行動の正体、教えたろか。」

👤 ゲスト
「……?」

🍷 バッカス
「“未練の観察”や。」

👤 ゲスト
「……え?」

🍷 バッカス
「気にならん相手やったらな。」

「既読もいいねも、どうでもええ。」

👤 ゲスト
「……たしかに」

🍷 バッカス
「つまりな。」

「まだちゃんと好きや。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「それは別にええ。」

「問題はな。」

「その好き、使い方間違えてる。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「ほな例え話いくで。」

👤 ゲスト
「はい…」

🍷 バッカス
「リモコンもな、強く押したからって早く反応するわけちゃうねん。」

「連打したら壊れるだけや。」

👤 ゲスト
「……刺さります」

🍸 マスター
「連打マン確定やな。」

🍷 バッカス
「恋も一緒や。」

「見すぎても、何も変わらん。」

「ただ、お前のメンタル削れるだけや。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「ほんでな。」

「一番ダサいのはな。」

👤 ゲスト
「……?」

🍷 バッカス
「画面見ながら、自分責めるやつや。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「“なんでこんな気になるんやろ”」

「“重いんかな”」

「“めんどくさいやつやな”」

👤 ゲスト
「……はい」

🍷 バッカス
「ちゃうねん。」

「ちゃんと好きなだけや。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「ただな。」

「そのまま続けたら。」

「ただの“自分いじめゲーム”や。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「せやからな。」

「画面、閉じろ。」

👤 ゲスト
「……無理です」

🍷 バッカス
「せやろな。」

「ほなルール決めろ。」

👤 ゲスト
「……?」

🍷 バッカス
「“1周だけ”や。」

「それ以上は、“自傷”や。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「それもできんかったら。」

「せめて自分責めるな。」

👤 ゲスト
「……」

🍸 マスター
「ミナミでもな、深追いしたらロクなことないで。」

🍷 バッカス
「それな。」

「ええとこで引けるやつが、一番かっこええ。」

👤 ゲスト
「……なんか、ちょっと冷静になりました」

🍷 バッカス
「それでええ。」

「見てまうんはな。」

「ちゃんと好きな証拠や。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「でもな。」

「探偵やりすぎたら、人間やめるで。」

👤 ゲスト
「……」

🍷 バッカス
「今日はもうやめとけ。」

「明日の自分に返せ。」

👤 ゲスト
「…バッカス、好きです。」

🍸 マスター
「ワシも昔な、SNS見すぎてな。」

「何もないのに疑って、勝手に謝った。」

🍷 バッカス
「それ“事件ゼロの自首”や。」

「一番意味わからんやつな。」

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🫧 エピローグ

見てしまうのは、

好きやからや。

でもな。

見すぎた夜は、

だいたい自分が削れてる。

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🥃 マスターのひとことメモ

恋は情報量ちゃう。
安心感や。

調べすぎたら、だいたい壊す。

知らんけど…😁

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🏷️ ハッシュタグ

#BARPRIMO夜話 #深夜0時の哲学 #笑って沁みる夜話
#SNS見すぎ #既読無視 #恋愛の不安