
🍸 酔っぱらいの神さまがいる店。
──BAR PRIMO 夜話 2
―――――――――――
🪞 導入文
あんなに強く、
「もう無理」って言ったのに。
ブロックまではせんかった自分、
ちょっとだけ優しいと思ってた。
でもほんまは、
ただの保険やったんやな。
通知が鳴るたび、
心がちょっとだけ揺れる。
あかんってわかってるのに、
既読つけてる。
そんな夜、ありますよね。
―――――――――――
📢 ナレーション
大阪ミナミ、深夜0時。
雑居ビルの最上階。
氷がカランと鳴るたび、
今日も誰かの“決意の賞味期限”が
静かに切れていく。
BAR PRIMOのカウンターで、
神さまがスマホ見ながらニヤッと笑った。
「3日か」
「よう持ったほうや。」
―――――――――――
🎭 深夜0時酔っぱらいトーク
👤 ゲスト
「…もう会わんって言ったんです」
🍷 バッカス
「ほな、なんでLINE開いてんねん」
👤 ゲスト
「……通知来たんで」
🍸 マスター
「反射やな」
👤 ゲスト
「……既読つけてしまいました」
🍷 バッカス
「おめでとう」
「第一関門クリアや」
👤 ゲスト
「え?」
🍷 バッカス
「別れってな」
「“終わり”ちゃうねん」
「ラウンド制や」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「3日目はまだウォーミングアップやな」
👤 ゲスト
「……しんどいです」
🍷 バッカス
「そらそうや」
「脳みそな」
「急に空白できるの嫌がるねん」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「だからな」
「ちょっとでも繋がり残そうとする」
👤 ゲスト
「……既読とかですか」
🍷 バッカス
「それや」
「既読=細い糸」
🍸 マスター
「見えてるだけの関係やな」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ほんでな」
👤 ゲスト
「……?」
🍷 バッカス
「“もう会わん”って言葉な」
「だいたい感情のピークで言うてる」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「ピーク過ぎたらどうなる?」
👤 ゲスト
「……戻りたくなります」
🍸 マスター
「ジェットコースターやな」
🍷 バッカス
「せや」
「恋はな」
「テンションで決断して、寂しさで揺れる」
👤 ゲスト
「……その通りです」
🍷 バッカス
「せやからな」
「既読つけたくらいで」
「自分責めんな」
👤 ゲスト
「……え?」
🍷 バッカス
「それな」
「人間の正常動作や」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「ワシなんか、ブロックしても検索してまうで」
🍷 バッカス
「それただの依存や」
👤 ゲスト
「……ちょっと安心しました」
🍷 バッカス
「でもな」
👤 ゲスト
「……?」
🍷 バッカス
「一個だけ言うとく」
👤 ゲスト
「……はい」
🍷 バッカス
「既読つけるのはええ」
「返すのもええ」
「でもな」
👤 ゲスト
「……?」
🍷 バッカス
「同じとこ戻るな」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「別れた理由な」
「だいたい解決してへん」
👤 ゲスト
「……はい」
🍷 バッカス
「なのに戻るのはな」
「続きからやり直すゲームや」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「しかもセーブデータ、バグってるやつやな」
🍷 バッカス
「それな」
👤 ゲスト
「……怖いです」
🍷 バッカス
「せやろ」
「せやからな」
👤 ゲスト
「……?」
🍷 バッカス
「揺れるのはええ」
「既読もええ」
「でも」
「戻るかどうかは、別で考えろ」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「その時の寂しさで決めるな」
👤 ゲスト
「……はい」
🍷 バッカス
「ほんでな」
👤 ゲスト
「……?」
🍷 バッカス
「3日目で揺れてる自分」
「それ」
「普通やからな」
👤 ゲスト
「……」
🍸 マスター
「むしろ優秀や」
🍷 バッカス
「せや」
「1日で戻るやつ、山ほどおる」
👤 ゲスト
「……ちょっと元気出ました」
🍷 バッカス
「せやろ」
「別れってな」
「耐久レースや」
👤 ゲスト
「……」
🍷 バッカス
「勝ち負けちゃう」
「どこで降りるかや」
👤 ゲスト
「……はい」
―――――――――――
🫧 エピローグ
「もう会わん」
そう言った夜も、
嘘じゃない。
揺れる今も、
嘘じゃない。
それだけや。
―――――――――――
🥃 マスターのひとことメモ
別れはな、
一発で終わらん。
だいたい、何回か揺れる。
…ええこと言うたな、今の。😁
―――――――――――
🏷️ ハッシュタグ
#BARPRIMO夜話 #深夜0時の哲学 #笑って沁みる夜話
#別れたあと #既読つけてしまう #恋愛あるある
