
🌙🍸 二面展開型 バープリモ劇場
第三夜『「気にせんでええよ」で救われる夜。』
…
🌌ここは大阪・東心斎橋の小さなバー「バープリモ」。
深夜になると、誰かのこころに、そっと“言葉の魔法”が灯る場所になる。
何気ないひと言に心が引っかかって、
夜までずっとモヤモヤしてしまう──
そんな“気にしいな心”に寄り添う物語を、スピリチュアルとコミカルの二面でお届けします。
最後には、マスターの“すっぴんトーク”も、少しだけ。
…
🪄「気にせんでええよ」って言葉は、心の緊張をほどく魔法。自分をゆるめることから、やさしさは始まる。
…
🎬冒頭ナレーション
“気にしい”な人ほど、誰かのひと言を、何度も何度も心の中で再生してしまう。
でもな──
誰かがそっと「気にせんでええよ」って言ってくれたら、そのひと言だけで、胸の奥のトゲがスッと抜ける夜があるんよ。
…
☯️スピリチュアル編
『「気にせんでええよ」は、見えない荷物を下ろす言葉。』
(雨あがりの夜。静かなジャズとグラスの音が、ゆっくりと溶けあう)
●ユカリ(つぶやくように)
「この前、友達に送ったLINE、既読つかんくてな…なんか余計なこと言うたんちゃうかなって、ずっと気になってるねん。」
●ナナ(小さく頷いて)
「あるある。なんでか、悪い方ばっか考えてまうよな。」
○マスター(グラスを磨きながら)
「けどな、それな──だいたい“気にせんでええこと”やで。」
●ユカリ(少し首をかしげて)
「ほんまに、そう思えるようになれるんかな…」
○マスター
「すぐには難しいかもしれんけどな。
でも、相手がご飯食べて、ぐーすか寝てるうちに、こっちは何時間も気にしてるって…もったいないやろ?」
…
🍸(マスターが差し出したのは──
レモンバームと白ぶどうの、やさしいカクテル)
🫧グラスに刻まれた言葉:
「気にしすぎた自分に、やさしい返事を。」
…
📻ナレーション
「気にしすぎて、しんどくなる自分がイヤになる」──
そんな夜もある。
でもな、
「気にせんでええよ」って言葉は、
背中を押すんやなくて、心をなでるようなやさしさかもしれへん。
…
🎭コミカル編
『「気にせんでええよ」は、笑って流すやさしさ。』
(土曜の深夜。おつまみと笑い声がカウンターににじむ)
●ナナ(苦笑いしながら)
「白い服にマヨネーズこぼしてん…。最悪やってなってたら、彼氏が“気にせんでええよ”って。……なんか泣き笑いしてもうた😂」
●ユカリ
「やさしい彼やな〜。うちの彼やったら“それ取れるん!?”って大騒ぎやわ(笑)」
○マスター(くすっと)
「この前オレもな、ダジャレ滑って店の空気ピタッて止まってもうてん。そしたらカズオが“気にせんでええよ、いつものことやし”って言うてきてな…😂」
(そこへカズオがチーズちくわ片手に登場)
●カズオ(さらっと)
「いやほんまに、滑り慣れてるやろ、マスター。」
●ナナ
「それフォローなん?それとも追い打ちなん?(笑)」
○マスター(氷をゆっくり回しながら)
「まあどっちでもええけど、笑って流してくれるって、ほんま救いやな〜。」
🍹(マスターが出したのは──
ライチとソーダの軽やかなスプリッツァー)
🫧グラスに刻まれた言葉:
「笑いながら流すのも、やさしさのひとつ。」
…
📻ナレーション
たった一言で、心の重たさがほどけることがある。「気にせんでええよ」って言葉は、責めるんやなくて、まるごと包みこむような魔法なんやと思う。
…
💬すっぴんトーク(マスターの本音)
昔からなんです。ふとした会話の中のひと言が、あとからじわじわ気になってくる。
「あんな言い方、まずかったかな」
「空気、読めてなかったかも…」
そんなふうに、ひとりで心の中を巻き戻しては反省会。私の脳内、いつも深夜までフル稼働です。
でもある日、ある方が言ってくれたんです。「気にせんでええよ」って。
そのひと言だけで、ふっと肩の力が抜けて、“あ、自分を責めんでもええんや”って思えたんです。
それ以来、ちょっと気になる夜には、
自分で自分にこう言ってあげるようにしています。
「気にせんでええよ、自分」って。
たったひと言やけど、自分をゆるす力がある。そう信じて、大切にしている言葉です☺️
…余談ですが、
「気にせんでええよ〜」って言われたのに、「いや、ちょっとは気にしといてくれよ!」って内心モヤつく私は、心のサイズが電子顕微鏡レベルらしいです。笑
…
#気にせんでええよ
#言葉の魔法
#心の処方箋
#バープリモ劇場
#深夜のカウンターから
#やさしさのギフト
#自分をゆるす夜
#グラスに刻まれた言葉
#気にしいなあなたへ
#そっと寄り添う言葉たち