🍸バープリモ劇場『どうでもいい!魔法の言葉』

🍸バープリモ劇場
『どうでもいい!魔法の言葉』

気の抜けた音と、
氷がカランと鳴る音だけが響く、
深夜3時のBAR PRIMO。

──カウンターには、
感情の後始末が苦手なカナ
(30歳・会社員)の姿。

●カナ(ため息と一緒に)
「“もうええわ”って思ってもさ、
なんでかまた浮かんでくんねん。
あのときのLINEの返事とか、
変な言い方されたこととか…」

○マスター(氷をカラカラ回しながら)
「それ、“心の中にガムくっついてる”
状態やな。うっかり踏んだガム。
こびりついて、ベッタベタや。」

●カナ(吹き出しながら)
「え、私の心、靴の裏なん?やめてー笑」

○マスター(ニヤリ)
「恋愛ガム、友情ガム、職場ガム。
人間関係ってな、
油断したらペタペタつくんや。
でもな、魔法の言葉がある。
“どうでもええ”。」

●カナ
「…それ、めっちゃ雑に聞こえるけど?」

○マスター(指で輪をつくって)
「ちゃうちゃう。“どうでもええ”
って言葉はな、風船ガムや。
グーッと膨らませて、
パンッ!て割ったらスッとする。

“もうええわ”って言えたら、
心のベタつきも飛ぶんや。」

●カナ(ちょっと考えて)
「でも割ったあとのガムって、
口周りベタつくやん。
あと味残るというか…」

○マスター(うなずいて)
「せやな。でも
“なににベタついてたか”が分かったら、
もう一歩前に行ける。

未練・怒り・不安…執着の正体って、
大体そんなもんや。」

●カナ(じわっと納得)
「…“どうでもええ”って
口に出しただけで、ちょっと心が
スースーしてきたかも。」

○マスター(ふと遠くを見る目)
「ちなみにワシ、
“どうでもええ”って言いすぎてな──
嫁はんに“今日の晩ご飯も、
どうでもええ感じでええよね”っ
て言われて…
白ごはんとピーナッツ2粒だけ
出されたことある。」

●カナ(爆笑)
「え、もはや禅の修行やん!」

○マスター(神妙に)
「“どうでもいい”は、
使いすぎたら栄養も味もなくなる。
でも、自分の心に使うぶんには、
最高のリセットボタンや。」

📻ナレーション:

“気にしすぎた夜ほど、
『もうどうでもええ』
って言うのは難しい。”

でも、“どうでもええ”は、
あきらめの言葉やない。
「これ、もう私の人生には関係ありません」っていう決別の合図や。

『どうでもいい』は、心の非常口。

人間、頑張りすぎるとオーバーヒートする。
そんなとき、心の中でポチっと押す
「どうでもいい」ボタン。
押した瞬間、熱々のプレッシャーが
スーッとクールダウン。

これは、逃げじゃない。リセットや。

「その執着、靴の裏に
ひっついてただけやったわ。」

── 今夜もひとり、
笑ってベタつきを吹き飛ばし、
軽くなって帰っていった。

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