
🍸バープリモ劇場
『いい人は、夜中に崩れる。』
テーマ:いい人症候群と「断る練習」
🎷BGMは、気の抜けたボサノバ。
深夜1時。BAR PRIMOのカウンターに、
「笑顔がしんどい男」がひとり着席──
●ヨシオ(43歳・焼酎ロック)
「いや〜今日も“これお願いできる?”
って言われてさ、
条件反射で“はい!”て。気
づいたら3案件抱えててん。」
○マスター(グラスを拭きながら)
「“はい”が口癖になっとるやん。
もう“クビを振る機能”、
壊れてるんちゃうか?」
○マリ(常連・ポテサラ)
「“はい”って言ったあとに、
“え、なんの話やったっけ?”
ってなるやつやろ?」
●ヨシオ(苦笑い)
「まさにそれ。魂、
置いてけぼりやねん…」
🧠《いい人あるある、噴き出す夜》
●ヨシオ
「“ヨシオさんっていい人ですね”
って言われてもさ、
給料も休みも増えへん。
“で?”って気持ちだけが増えるねん。」
○マスター
「“ええ人”ってな、
“自分を後回しにする才能”
やったりする。」
○マリ
「その才能、返品したいわ。
タグ付きで。」
🍝《断る練習、はじめましょ》
○マスター(真顔で)
「ヨシオくん。“断る”ってな、
冷たくないんや。
むしろ“自分に誠実”ってことやで。」
●ヨシオ
「でも…“断ったら悪いかな”って、
どうしても思ってまうんよ…」
○マスター
「せやから“申し訳ないけど”
とか“悪いんやけど”って、
最初にクッション置くんや。
それだけで、ホンネが言いやすくなる。」
○マリ
「“断る前に1分謝る人”は、
全員いい人説あるで(笑)」
○マスター
「たとえばやけど──
“申し訳ないけど、今日は無理です”
“悪いんやけど、
それ引き受けたら爆発する”って、
枕ことば+ホンネで言えばええ。」
●ヨシオ(はっとして)
「……断り文句にも、枕がいるんか。
ワイ、ようやく“
断る布団”に入れる気がする。」
○マリ(吹き出して)
「なんやそれ!
でもめっちゃ分かる!!」
🌶️《実技:激辛ナポリタン断ってみて》
○マスター(メニュー差し出す)
「じゃあ実践。“この激辛ナポリタン、
いっとく?”」
●ヨシオ(おそるおそる)
「……申し訳ないけど、
辛いの食べたら
お尻が富士山になるんで…」
○マリ
「たとえが富士級(笑)」
○マスター(親指グッ)
「それでええねん。
“断る”って、気持ちええやろ?」
●ヨシオ
「……ほんまや。なんか、
ちょっとスッキリする。」
○マリ
「今日は“イエスマン卒業記念日”やな!かんぱーい!」
📻ナレーション:
“やさしさ”って、いつの間にか
「自分をすり減らす通貨」
になってたりする。
ほんまの“いい人”は、
「これは無理です」って言える人。
それって、自分を守る強さやと思う。
─枕ことばは、ホンネへのスロープ。
今日の「断る」は、
明日の自分を守る“布団”になる。
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#申し訳ないけど断ります
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