🍸バープリモ劇場 第6話『失敗したらどうしよう』

🍸バープリモ劇場 第6話
『失敗したらどうしよう』

──閉店後、午前3時。
バープリモのカウンターには、
リサとカナが残っていた。

リサは、今日の小学校イベントの
余韻にまだ浸っている。

● リサ(グラスを前にぽつり)
「今日、めっちゃ楽しかった。
……けどさ、ずっと思っててん。

“準備ばっかりしてて、
結局なにもできなかった”こと、
昔はようあったんよな…」

● カナ
「わかる。『失敗したらどうしよう』
って考えてるうちに、
チャンス逃したこと、
うちもいっぱいあるわ。」

○ マスター(グラスを磨きながら)
「“準備してるフリ”だけじゃ、
前に進めへんからな。

ほんまに大事なんは、
“とりあえずやってみよか”
って気持ちやで。」

● リサ
「でも、やっぱ怖いねん。
失敗も、恥も…」

○ マスター(静かにうなずき)
「せやな。でもな、
人は“知らんこと”が怖いだけや。

初めて電車乗るとき、
めっちゃ緊張したやろ?

でも乗り方を“知ったら
”怖くなくなった。そういうもんや。」

● カナ
「なるほど…“情報”があるだけで、
不安って減るんやな。」

○ マスター
「勇気ってな、ただの気合いやない。
“知ってること”や。“準備”っていうのは、
安心のための地図みたいなもんや。」

● リサ
「そっか。“やってみる”ことと、
“ちゃんと知る”こと。
これ、両方いるんやな。」

● カナ
「うちら、今日から
“とりあえずやってみよか!”
ってやつやな!」

○ マスター(笑いながらグラスを掲げ)
「そうそう。知って・動いて・学ぶ。
それが“生きる力”や。」

● リサ&カナ
「とりあえず、やってみよか!🍻」

○ マスター(照れ笑いでぽつり)
「若い頃、“好きな子には
冷たくすんのが
カッコええ”思っててな……

今思えば、ただの感じ悪い男やったわ……
“優しさが正解”って情報、
二十歳のワシに届けてくれんか……誰か……」

《ナレーション》
人は誰でも、
「まだ知らん自分」に出会い続ける。
そして今日もまた、誰かの夢の芽が、
小さく動き出している──🌱

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