📖『優等生には、たぶん見えへん景色がある。』

📢ナレーション

恋は本来、楽しいもの──
けれど気づけば、LINEの既読に振り回され、
返事を待つうちに、まるで“悟り”を開く修行のよう。

傷つきたくなくて距離をとり、
それでも誰かを想ってしまう。
……そんな夜も、きっとありますよね。

今夜も3分だけ、“恋の遊園地”で、
そっとひと息ついていきませんか。

🎬『BAR PRIMO 深夜0時の3分トーク』
🕯️夜、ほどける言葉たち。

📖『恋愛は“修行”やなくて、“遊園地”や。』

🎧BGM:
観覧車みたいにゆっくり回る、
ちょっと切ないワルツジャズ。

深夜0時すぎ。
🍍リナ(20代後半・販売職)は、カウンターのグラスを指でなぞりながらため息をついた。

🍍リナ
「マスター…恋愛って、なんでこんなに疲れるんですかね。
会えば楽しいのに、会わないと不安で…
LINEひとつで、一喜一憂して…もう、心がもちません。」

🍸マスター(グラスを磨きながら)
「そらあんた、“修行コース”乗っとるからや。」

「沈黙に耐え、期待に耐え、
相手の一言に深読みして…
──ほぼ、座禅やで?」

🍍リナ(吹き出しながら)
「うわ…当たりすぎてて、笑えます(笑)」

🍸マスター(指を一本立てて)
「恋愛ってな、“修行”ちゃう。
あれは“遊園地”や。
ジェットコースター、怖いけど降りたとき
『楽しかった』って言うやろ?」

🍍リナ(小さくうなずく)
「でも、怖いんです。
また傷つくんちゃうかなって。」

🍸マスター(優しく)
「せやな。でも、ちゃんと“安全バー”あるで。」

「それが、“自分を大切にする心”や。」

「“自分の笑顔”を忘れたら、そりゃただの苦行や。
──愛の“断食道場”になってまう。」

💊マスターの処方箋

● 恋愛は“修行”やなく“遊園地”
● しんどさ込みで“楽しんでるか”が判断基準
● “自分の笑顔”を守るのが安全バー
● 恋は“正解”やなくて、“体験”やで

🍍リナ(ほっとしたように)
「…なんかちょっと、また行ってみたくなりました。…遊園地に。」

🍸マスター(にっこり笑って)
「せや。叫んでも、泣いても、途中で目つぶっても…
ぜ〜んぶ、チケット代に込みやからな。」

🥂マスターが出したのは──
ライチとグレープフルーツが弾ける、大人の“恋の観覧車フィズ”

🫧グラスに刻まれた言葉:
「笑えてる?それ、恋してる証拠やで。」

📖エピローグ

「恋愛っちゅうのは、人生に“笑いジワ”と“泣きグセ”をプレゼントしてくれる遊園地や。」

乗ったら振り回されるし、
降りたと思ったら、また乗りたくなる。
傷ついたはずやのに、
気づけばちょっと成長してた気がする。

ほんで最後に、ふと気づくんや。
「…あ、ワシ、前よりちょっと人間味出たかもな」って。

閉店後。
マスターはスマホをいじりながら、ぼそりとつぶやいた。

「“好きです”って打っては消して…
“やっぱやめとこ”って5回は繰り返したな。」

そしてグラスを磨きながら、ひとり笑った。

「──ワシもまだ、観覧車の中かもな。」

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